はじめまして!特定非営利活動法人にじのかけ橋です。
にじのかけ橋の設立の経緯は、阪神淡路大震災のボランティアを5年間経験した後「ボランティアが終わったら何かしたら?」が決め手となり背中を押され2002年(平成14年)「共同作業所にじのかけ橋」を開設しました。
原点となったのは、重度障害の長男の存在でした。当時はしあわせの村の施設に入所しており、もし息子が地域で過ごすなら「地域にこんなサービスがあったらいいな」の想いを寄せながら立ち上げました。
震災の年に民生委員を拝命し地域の様子を少しづつ知る機会が出来「重度障害児者を支えられるような地域にできたらいいな」「障害者の理解をどの様にして地域に伝えらたら良いのかな?」を描いておりましたが、幸い東灘区の民生委員児童委員協議会が「障害者支援部会」を作って地区民生委員が障害者施設の昼食づくりを通じて理解をする活動が始まり今日にいたっています。
にじのかけ橋の立ち上げから今までの歩みの大きな原動力となったのは震災ボランティアの仲間と民生委員児童委員協議会の諸先輩方、長年かかわってきた親の会の有志そのすべては地域の協力者です。
法人の生活介護事業所は設立当初より工賃が発生する仕事がいくつかあり、通所される利用者さんは「仕事を通して社会の役に立っている」「車椅子利用者・知的利用者同士の助け合い」を大切にしている仲間の居場所です。放課後等デイサービスは成長期の重症児の大切な感性を育む場所であり、将来に向けての不安を一緒に相談できる場でもあります。
法人が大切にしている事は、利用者様と同様にそのバックに居られるご家族の支援にも心掛けております。当法人が目標としている「障害者もご家族も事業所も孤立しないよう」「重度の障害児者が住み慣れた街で住み続けられる」様に、そして地域で育てていただけるよう法人になりたいと努力します。
これからも一層のご指導ご理解をいただきます様よろしくお願いします。
特定非営利活動法人にじのかけ橋
理事長 武田 純子